2011.06.13

チャコちゃんが現れた夜は、6月にしては寒い夜で
長袖一枚でも、冬とは違う身にしみる寒さだった


そんな夜、突然聞こえた猫の声
我が家のニャンズが、ただならぬ顔して窓辺に行くので
猫にならって私も外を見ると、なんと、そこにいたのは子猫ではないか


こんな寒さのなか放っておいたら衰弱してしまう
そんな事を思う暇もなく、なんとか子猫を保護


お腹を空かせていたけど、元気で
見た感じどこも悪くなさそうで
ちょっと薄汚れているけど、綺麗で可愛くて


もしかしたら・・・捨てられちゃったのかなぁ



どこから来たの？
兄弟はいた？


もし、兄弟もいっしょに捨てられていたら
しあわせになれたのかもしれないのに
いや、そんなこと、あってはいけないけど
でも、一緒いてさえくれていたらなぁ


チャコちゃんを保護した時
旦那さんとふたりでね
うちのそばで鳴いてくれてよかったねって言ったの
そうじゃなきゃ、チャコちゃんはお家に入れたかどうか
猫好きなお家が分かって鳴いてくれたのかしら？


だからほんと、よかった
チャコちゃんはラッキーにゃんこです



君をしあわせにしてあげる
なんて、言わないよ
だって、しあわせにしてもらっているのは
わたしたちのほうなんだからね



あの日の夜
悲しい声で誰かを呼び叫ぶ鳴き声が忘れられない
でももう　君はそんなこと、忘れているよね？


それでいい
それでいいのだぁ～



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