タイガーマスク先生
2008.07.02
最近の区立学校には(幼稚園も)公開日というものがある。
年二回、3日間行われるのだけれど、この間、不審者でなければ誰でも訪れることが出来る。
要するに、これからその学校もしくは幼稚園に行きたいと思っている人たちが、視察に行ったり、通っている児童の両親が参観日感覚で、好きな時間に行って気軽に様子を伺うことが出来る企画が、公開日として設けられている。
先日、その公開日に行った時のこと。
行ったのは最後の6時間目。
授業も終わり、帰りの会が始まったのでとりあえず廊下で待っていると、なにやら見たことない、先生ではない、まだ青春のシンボルが顔にある男の人が来た。
ちょっとその人に注目していると、子供達が寄ってきた。
どうやら、最近まで教育実習生として来ていた人らしい。
その先生は、息子の隣のクラス付きの実習生として来ていた。
どうやら、内緒でクラスに乱入し、子供達をビックリさせたいらしい。
周りの子供達に、しきりに「シーッ」っと、内緒のポーズでお願いしていた。
先生の手には、「タイガーマスクの覆面」と、「ラジカセ」。
ん~~~、怪しい。
通報してやりたいくらい、怪しい。
何がやりたかったのか見ていると、マスクを廊下で被り、入場曲をかけていきなり教室に入って、黒板に自分の名前を書いていた。
ワタシは少々冷めた目で見ていたが、子供達は大喜び。
でも、やっぱり担任の先生は苦笑いしていたけど...。
そうこうして、パフォーマンスが終わった実習生は廊下に出て、またまた子供達に囲まれていた。
人気者なんだな~。
そのうちの一人が。
「先生、なんで僕のクラスには全然来てくれないの?」
「隣のクラスばっかり、ずるいよ~」
ちょっと半泣き状態で言っている。
ふと、似たような感覚が頭をよぎる...。
そうだ、ワタシも同じ経験したっけなぁ。
そう、今から27年前。
うちのクラスに来た実習生。
ものすごい人気の先生だった。
面白くて、いっぱい遊んでくれて、いつもたくさんの子供達に囲まれていた。
先生に構ってもらうのも、必死。
気の強い、堂々とした子に殆ど占拠されてしまう。
ワタシは割りと照れ屋なので、無邪気に突進できないことも手伝って、なかなか先生の下には行けなかったけ...。
そんな先生が、一週間だけ隣のクラスに行くことになった。
その一週間が長いこと、長いこと。
隣のクラスに取られたみたいで寂しくて、早く戻ってきて欲しくてたまらなかったなぁ。
懐かしい~。
そんな27年前の、ワタシのせつない思いと同じ気持ちなんだろうね、半泣きの男の子は。
分かるよその気持ち。うんうん。
27年前の教育実習生。
実は、今でも縁が続いてるの。
よっぽど縁があったんだろうね。不思議なくらい...。
ワタシが結婚してからは一度も会っていないけれど、いつもワタシを支えてくれている。
関係がイマイチ分からないけど、なんだろう、兄弟?親友?同志?
とにかく、27年間のワタシの成長を見守ってくれていることが、何より嬉しい。
いつかまた会いたいなぁ。
会ったら話したいことは、山ほどあるんだよ。
でも、会えるのはなかなか難しいかな?遠いところに、いるしね。
子供達に一番必要なのは、理解がある先生。
いつも同じ目線で考えてくれて、温かく見守ってくれて、いっぱい遊んでくれて...。
タイガーマスク被った教育実習生さん。
先生になっても、そのオモロさを忘れずに、変に染まらずにいてね。
そうすれば君は、間違いなく子供達のヒーロー的な先生になるさ~。
がんばれ
、タイガーマスク先生。

年二回、3日間行われるのだけれど、この間、不審者でなければ誰でも訪れることが出来る。
要するに、これからその学校もしくは幼稚園に行きたいと思っている人たちが、視察に行ったり、通っている児童の両親が参観日感覚で、好きな時間に行って気軽に様子を伺うことが出来る企画が、公開日として設けられている。
先日、その公開日に行った時のこと。
行ったのは最後の6時間目。
授業も終わり、帰りの会が始まったのでとりあえず廊下で待っていると、なにやら見たことない、先生ではない、まだ青春のシンボルが顔にある男の人が来た。
ちょっとその人に注目していると、子供達が寄ってきた。
どうやら、最近まで教育実習生として来ていた人らしい。
その先生は、息子の隣のクラス付きの実習生として来ていた。
どうやら、内緒でクラスに乱入し、子供達をビックリさせたいらしい。
周りの子供達に、しきりに「シーッ」っと、内緒のポーズでお願いしていた。
先生の手には、「タイガーマスクの覆面」と、「ラジカセ」。
ん~~~、怪しい。

通報してやりたいくらい、怪しい。
何がやりたかったのか見ていると、マスクを廊下で被り、入場曲をかけていきなり教室に入って、黒板に自分の名前を書いていた。
ワタシは少々冷めた目で見ていたが、子供達は大喜び。
でも、やっぱり担任の先生は苦笑いしていたけど...。

そうこうして、パフォーマンスが終わった実習生は廊下に出て、またまた子供達に囲まれていた。
人気者なんだな~。
そのうちの一人が。
「先生、なんで僕のクラスには全然来てくれないの?」
「隣のクラスばっかり、ずるいよ~」
ちょっと半泣き状態で言っている。
ふと、似たような感覚が頭をよぎる...。
そうだ、ワタシも同じ経験したっけなぁ。
そう、今から27年前。
うちのクラスに来た実習生。
ものすごい人気の先生だった。
面白くて、いっぱい遊んでくれて、いつもたくさんの子供達に囲まれていた。
先生に構ってもらうのも、必死。
気の強い、堂々とした子に殆ど占拠されてしまう。
ワタシは割りと照れ屋なので、無邪気に突進できないことも手伝って、なかなか先生の下には行けなかったけ...。
そんな先生が、一週間だけ隣のクラスに行くことになった。
その一週間が長いこと、長いこと。
隣のクラスに取られたみたいで寂しくて、早く戻ってきて欲しくてたまらなかったなぁ。
懐かしい~。
そんな27年前の、ワタシのせつない思いと同じ気持ちなんだろうね、半泣きの男の子は。
分かるよその気持ち。うんうん。
27年前の教育実習生。
実は、今でも縁が続いてるの。
よっぽど縁があったんだろうね。不思議なくらい...。

ワタシが結婚してからは一度も会っていないけれど、いつもワタシを支えてくれている。
関係がイマイチ分からないけど、なんだろう、兄弟?親友?同志?
とにかく、27年間のワタシの成長を見守ってくれていることが、何より嬉しい。
いつかまた会いたいなぁ。
会ったら話したいことは、山ほどあるんだよ。
でも、会えるのはなかなか難しいかな?遠いところに、いるしね。

子供達に一番必要なのは、理解がある先生。
いつも同じ目線で考えてくれて、温かく見守ってくれて、いっぱい遊んでくれて...。
タイガーマスク被った教育実習生さん。
先生になっても、そのオモロさを忘れずに、変に染まらずにいてね。
そうすれば君は、間違いなく子供達のヒーロー的な先生になるさ~。
がんばれ



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コメント
>かっぱえびせん
ワタシは担任の先生で印象に残る先生って、一人もいないんだぁ~。逆に、嫌な思いを沢山された、最低な先生ということで印象には残っているけどね。
ワタシは担任の先生で印象に残る先生って、一人もいないんだぁ~。逆に、嫌な思いを沢山された、最低な先生ということで印象には残っているけどね。
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印象に残っている先生は、今どうしてるのかな~って思う。
会ってみたいな~。